ファッションデザイナー山内カンナ
どこに着ていくと彼女がハッピーになれるのか、
柄、色、一致瞬間があるんです。
その掛け合いが楽しい、そして気の抜けないところ。
世界からも注目されている沖縄発のアパレルブランド「YOKANG」
ブランドオーナーであり、デザイナーでもある山内カンナ。
彼女のデザインするドレスは、着る人のことを第一に考えられ、パターンやラインも大胆に染めあげた柄たちはとても斬新だ。
そしてなにより、その鮮やかな色彩には思わず息をのむものがある。
それらが生み出された背景には彼女のルーツでもある、沖縄の伝統工芸・紅型があったという。
那覇市・古波蔵にアトリエと直営店を持つファッションブランド「YOKANG」
紅型を洋服に取り入れる時に、一部のモチーフを大きく表現することがデザインの大きな特徴の一つである。そして紅型の型紙を手で掘る線の美しさ、線の味わいを生かしたい、その思いから新たな表現方法を見つけ出す。
お客様に合わせて染め、柄、色を変えることができる洋服がブランドの強みと語るカンナさん。
沖縄のデパート、リウボウで青空の下、屋外ファッションショーが開催された。
パリコレクションのモデルたちがYOKANGの衣装を纏い、特設ランウェイを歩く。沖縄を代表するファッションブランド YOKANGがまたひとつ世界に発信された瞬間だった。