20世紀の証言 ～歴史が動いた瞬間

20世紀の証言 ～歴史が動いた瞬間

アメリカ『Time』誌に「出演者の選定に優れ、彼らの回想は新鮮で、深く、真実味がある」と高く評価されたドキュメンタリー作品。西暦3000年の未来の人たちに、リアルな20世紀の映像をタイムカプセルとして受け継ぐことを目的として、アーカイブ映像をふんだんに使用し制作されたこのシリーズでは、各時代を生きた多くの著名人が、それぞれのリアルな体験を基に歴史的な出来事について振り返る。「歴史家」ではなく、そこで暮らす「一市民」の目線から、本当の20世紀の姿が語られる。

第1話「1930年～1939年」
大恐慌の時代。大統領となったローズヴェルトはニューディール政策を推進する。一方、ドイツではヒトラーのナチスが台頭し始める。

第2話「1940年～1945年」
第ニ次世界大戦の時代。ローズヴェルトやヒトラー、真珠湾攻撃、原子爆弾などについて、当時を知る人々の記憶をさかのぼる。

第3話「1945年～1952年」
第ニ次大戦後、共産圏との対立は顕在化し、市民は核爆弾への恐怖を抱く。大統領に再選されたトルーマンは朝鮮戦争への介入を決断する。

第4話「1952年～1955年」
アイゼンハワーが大統領に就任。国政が赤狩り運動に揺れる中、シド・シーザー出演のコメディ番組や、プレイボーイ誌の創刊が国民を熱狂させる。

第5話「1956年～1961年」
宇宙開発競争やピルの出現、ロックンロールの隆盛、公民権運動などで変わっていくアメリカ社会を、当時の記憶からひもとく。

第6話「1961年～1963年」
ジョン・F・ケネディの1000日間。キューバ危機を回避し、手腕を示すケネディ。だが1963年に、彼は凶弾に倒れ、帰らぬ人となる

第7話「1963年～1968年」
公民権運動やケネディ大統領の暗殺、そしてジョンソン大統領によるベトナム戦争への介入。激しく揺れ動いた時代が語られる。

第8話「1968年～1970年」
ベトナム戦争は泥沼化し、キング牧師とロバート・ケネディが暗殺される。一方、アポロ11号が月面着陸に成功して人類初の快挙を遂げる。

第9話「1970年～1976年」
人工妊娠中絶権を巡る裁判や、大学での銃撃事件、そしてウォーターゲート事件。衝撃的な事件の数々を、当時を知る人々が語る。