緒方貞子:難民問題に立ち向かう交渉術
平和と人道を掲げる国連難民高等弁務官事務所。そのトップは長く白人・欧州・男性に偏っていた。その構図を変えたのが1991年に就任した緒方貞子である。ソ連崩壊の影響でアフガニスタンは内戦、ユーゴスラビアは民族対立が激化し、難民は過去最大の1700万人に達した。緒方の新たな舵取りに、記者の厳しい追及が集中した。