放送日
- 4月27日(火) 8:00 / 13:00 / 19:00 ほか
夭折の女流作家 樋口一葉
今回の列伝は夭折の天才作家「樋口一葉」。24歳という短い生涯のなか、「たけくらべ」「にごりえ」といった文学史上に残る傑作を生みだした一葉。その生涯は極貧にあえぎ、作家としての実働はわずか14か月。どれも女性の悲恋を描いた。その波乱の生涯に迫る。
東京・千代田区内幸町。役所で働く人々のための長屋の一つに、明治5年、樋口なつ(後の一葉)は生まれた。一葉の兄弟は、兄2人と姉、妹の5人。父・則義は、農民ながら、努力の末に武士の身分を勝ち取り、その後下級役人となっていた。勉強好きで、書物を片っ端から読んだ一葉は、父にとって自慢の娘だった。小学校に通い始めると、高等科第4級を首席で卒業。“もっと上の学校に進んで勉強したい…” だがその思いは、母の猛反対で打ち砕かれる。泣く泣く進学を諦めた一葉。この時11歳だった。
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- 4月27日(火) 8:00 / 13:00 / 19:00 ほか
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