神々の戦い

神々の戦い #01 ヘラクレス

『#1 ヘラクレス』 人間と神の間に生まれたヘラクレスは、歴史上でも最も影響力のある半神の1人だと考えられてきた。罪の償いとして「12の難業」を命じられるヘラクレスは、最近の考古学的発見によって、神話の世界のスーパーヒーローが実在の人物をモデルにしている可能性が出てくる。

神々の戦い #02 オデュッセウス：神々の報復

『#2 オデュッセウス：神々の報復』 ホメロスの「オデュッセイア」は神話上の魔物や、報復に燃える神々、誘惑するセイレンなどが次々と登場する不朽の冒険物語だが、果たして実話に基づいているのだろうか。ダイバーたちにより発見された何千年も昔の遺物が、オデュッセウスの伝説へと直接つながるカギとなるのか？

神々の戦い #03 オデュッセウス：戦士の報復

『#3 オデュッセウス：戦士の報復』 神話上の魔物や、報復に燃える神々、誘惑するセイレンが次々と登場する,不朽の冒険物語「オデュッセイア」。果たしてこれは、実話に基づいているのだろうか。天文学的な考察と最近の地質学データから、オデュッセウスの伝説と結び付く証拠が浮かび上がる。

神々の戦い #04 ハデス

『#4 ハデス』 古代ギリシャにおいて最も恐れられた神と、その神の怒りを買った人間たちの物語を追う。冥界の神ハデスの導きで、古代ギリシャ人の死後の世界観が解き明かされる。ハデスが治めた冥界にまつわる物語は、実社会における呪いや幽霊、謎の教団などとも不気味なつながりを見せる。

神々の戦い #05 ゼウス

『#5 ゼウス』 古代ギリシャ最強の神は、宇宙の支配をめぐって実の父と壮大な戦いを繰り広げた。それはティタン族とオリュムポス12神による大戦争へと発展、神々の衝突を招く。ギリシャ神話の軸となるこの戦いは、史上最大級の自然災害の比喩ではないかと信じる専門家もいるが？

神々の戦い #06 トールキン「指輪物語」の世界

『#6 トールキン「指輪物語」の世界』 ホビットやオーク、魔法使いなどが住むJ・R・R・トールキンが創造した壮大な空想世界、この最も有名な近代神話の舞台裏とは？ファンタジー巨編の「指輪物語」を作るうえで、影響を与えたとされる実在のモデルが誰なのか、いま明らかになる。

神々の戦い #07 トール

『#7 トール』 北欧神話における守り神として崇拝されるトールは、邪悪な巨人や人類を滅ぼそうとする大蛇の怪物と戦う。生き残りをかけた典型的な戦いは、善と悪が対峙する最終決戦という形で頂点を迎える。英雄トールの活躍と死は、より大きな何かを表す古代の例え話なのだろうか。

神々の戦い #08 ミノタウロス

『#8 ミノタウロス』 牛頭人身の生き物であるミノタウロスは、神話の世界で最も凶暴な怪物である。獣姦に始まり、人間のいけにえ、戦争へとつながるミノタウロスの奇怪な物語は、人類の内なる野獣性を表していると考えられてきた。今でも実在する、ある場所が舞台となった可能性を探る。

神々の戦い #09 べオウルフ

『#9 べオウルフ』 バイキングの世界で有名なベオウルフは、勇気にまつわる究極の物語だ。野蛮な怪物、そして炎を吐くドラゴンを相手に死闘を繰り広げ、北欧神話における最大の英雄とされる。掘り返された埋葬塚や古代の彫刻から、英雄ベオウルフが単なる叙事詩の登場人物ではないことがわかってくる。

神々の戦い #10 メドゥーサ

『#10 メドゥーサ』 見る者すべてを石に変えてしまうメドゥーサは、ギリシャ神話の中でも最も悪名高い女怪物。この悲劇的な神話の裏にはどのような真実の物語があるのだろうか。邪悪なゴルゴン3姉妹の、実世界での人間の死体とのつながりとは何か。暗闇に潜むメドゥーサ伝説の起源を探る。 ＜最終話＞